マイナンバーカードの有効期限について知りたいですか?
マイナポイントの取得や各種行政手続きでますます重要になるマイナンバーカードですが、実は有効期限があることをご存知でしょうか。
この記事では、マイナンバーカードの有効期限や更新手続きについて詳しく解説します。
いつまで使えるのか、更新方法はどうするのか、期限切れになったらどうなるのかなど、あなたの疑問にお答えします。
この記事でわかること
- マイナンバーカードの基本的な有効期限
- 年齢別の有効期限の違い
- 更新手続きの具体的な方法と必要書類
- 期限切れになった場合の対処法
マイナンバーカードの有効期限は発行日から何年?
マイナンバーカードには、「発行日から10回目の誕生日まで」という基本的な有効期限が設定されています。
ただし、これは電子証明書ではなく、カード本体の有効期限です。
重要なのは、年齢によって有効期限が異なる点です。具体的には以下のようになります:
年齢区分 | カード本体の有効期限 | 電子証明書の有効期限 |
---|---|---|
20歳以上 | 発行日から10回目の誕生日まで | 発行日から5回目の誕生日まで |
20歳未満 | 発行日から5回目の誕生日まで | 発行日から5回目の誕生日まで |
つまり、20歳以上の方はカード本体が10年、電子証明書が5年、20歳未満の方はどちらも5年で更新が必要になります。
マイナンバーカードの有効期限はカードの表面に記載されているので、自分のカードの期限をチェックしてみましょう。
マイナンバーカードの有効期限の法的根拠
マイナンバーカードの有効期限は、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」(マイナンバー法)と「電子署名等に係る地方公共団体情報システム機構の認証業務に関する法律」(公的個人認証法)に基づいて定められています。
これらの法律により、カード本体と電子証明書にそれぞれ有効期限が設けられており、セキュリティ確保のため定期的な更新が義務付けられています。
マイナンバーカードに含まれる2種類の電子証明書とは?
マイナンバーカードには、2種類の電子証明書が搭載されています。
- 署名用電子証明書:
- 確定申告やe-Taxなど、インターネット上で本人確認が必要な手続きに使用
- 文書が改ざんされていないことを証明できる
- 利用者証明用電子証明書:
- コンビニでの証明書取得や、マイナポータルへのログインに使用
- 本人であることを証明できる
どちらの電子証明書も、発行日から5回目の誕生日が有効期限となっています。
マイナンバーカードの有効期限に関するQ&A
Q1: マイナンバーカードの有効期限はどこで確認できますか?
A: カードの表面に「有効期限」として記載されています。
また、電子証明書の有効期限はカードのICチップ内に記録されており、マイナポータルや市区町村の窓口で確認できます。
Q2: 有効期限が切れたマイナンバーカードは使えなくなりますか?
A: カード本体の有効期限が切れると、身分証明書としての機能が使えなくなります。
また、電子証明書の有効期限が切れると、オンライン手続きなどで使用できなくなります。
マイナンバー自体は変わりませんが、カードの機能を使い続けるためには更新が必要です。
Q3: 海外在住でも更新できますか?
A: 海外在住の方は、一時帰国時に市区町村窓口で手続きするか、在外公館でマイナンバーカード申請支援サービスを利用することができます。
ただし、在外公館での対応は限られているため、事前に確認が必要です。
Q4: 更新手続きにかかる費用はありますか?
A: カード本体の更新も電子証明書の更新も、通常の場合は無料です。
ただし、紛失や破損による再発行の場合は、手数料がかかることがあります。
Q5: マイナンバーカードの更新と運転免許証の更新は同時にできますか?
A: 現時点では、マイナンバーカードと運転免許証の更新手続きは別々に行う必要があります。
ただし、将来的には一元化される可能性もあります。
マイナンバーカードの更新手続き方法
マイナンバーカードの更新手続きは、有効期限の3ヶ月前から可能になります。
早めに手続きを始めましょう。
電子証明書のみの更新手順
- 必要書類を準備する
- マイナンバーカード
- 本人確認書類(運転免許証など、顔写真付きの身分証明書1点または健康保険証と年金手帳など2点)
- 住民基本台帳カード(お持ちの方のみ)
- 市区町村窓口に行く
- 住民登録のある市区町村の窓口に本人が直接行きます
- 一部の市区町村では予約制を採用しているため、事前に確認しましょう
- 手続きを行う
- 窓口で申請書に必要事項を記入
- 本人確認後、その場でICチップ内の電子証明書が更新されます
- 所要時間は通常15〜20分程度です
カード本体の更新手順
- 更新案内が届く
- 有効期限の3ヶ月前頃に、住民登録住所に「有効期限通知書」が届きます
- 通知が届かない場合でも、有効期限の3ヶ月前から更新手続きは可能です
- 更新申請をする(4つの方法)
- オンライン申請:スマートフォンやパソコンから申請
- 証明写真機での申請:対応している証明写真機で申請
- 郵送申請:交付申請書に写真を貼り付けて郵送
- 窓口申請:市区町村窓口で直接申請
- 新しいカードを受け取る
- 申請から1ヶ月程度で「交付通知書」が郵送されます
- 通知書に記載された窓口に本人が行き、新しいカードを受け取ります
- この際、古いカードは返却する必要があります
マイナンバーカードの有効期限が切れたときの対処法
有効期限内に更新できなかった場合
マイナンバーカードの有効期限が切れてしまった場合でも、手続きは基本的に同じです。
ただし、以下の点に注意が必要です。
- 電子証明書が切れた場合
- オンライン手続きなどの電子的な機能が使えなくなります
- 市区町村窓口で更新手続きを行えば再度使用可能になります
- カード本体の有効期限が切れた場合
- 身分証明書としての機能が使えなくなります
- 新規発行と同様の手続きが必要になることがあります
- マイナンバー自体は変わらないので、番号変更の心配はありません
緊急時の対応
急ぎでマイナンバーカードが必要な場合(就職や引越しなど)は、市区町村窓口に相談しましょう。
状況によっては優先的に手続きしてもらえる場合があります。
マイナンバーカードの有効期限切れを防ぐ3つの注意点
- 有効期限の確認習慣をつける
- 定期的にカードの有効期限をチェックする習慣をつけましょう
- カレンダーやスマホのリマインダーに登録しておくと安心です
- 住所変更時は必ず手続きを
- 引越しした場合、通知が届かないことがあります
- 住所変更の際は、マイナンバーカードの住所変更手続きも忘れずに行いましょう
- 更新案内を見逃さない
- 更新案内は普通郵便で届くため、見逃しやすいです
- 有効期限の3ヶ月前になったら、案内が届いていないか確認しましょう
まとめ:マイナンバーカードの有効期限と更新手続き
マイナンバーカードの有効期限と更新手続きについて解説しました。重要なポイントをまとめます。
- マイナンバーカードには本体と電子証明書、それぞれに有効期限がある
- 20歳以上はカード本体が10年、電子証明書が5年
- 20歳未満は両方とも5年が有効期限
- 更新は有効期限の3ヶ月前から可能
- 電子証明書だけの更新なら窓口で15〜20分程度で完了
- カード本体の更新はオンラインや郵送などでも申請可能
マイナンバーカードはますます生活に欠かせないものになっています。
有効期限を確認し、期限切れにならないよう計画的に更新手続きを行いましょう。
【参考情報】
- デジタル庁「マイナンバーカードの概要」
- 総務省「マイナンバーカード総合サイト」
- 内閣府「マイナンバー制度」
※本記事の情報は執筆時点のものです。最新の情報は各自治体の公式サイトでご確認ください。