ゴルフの日に限って、雨予報が出てしまうことはありますが、大荒れの天気でなければ、降水量が1mm程度であれば、適切な準備をすれば、晴れた日と変わらない快適なラウンドが期待できます。
この記事では、雨量1mmの降水にも対応できる雨天時のゴルフウェアと、快適にラウンドをするための必携アイテムをご紹介します。
雨の日も気にせず、ゴルフを存分に楽しむための準備をしましょう。
降水量1mmでゴルフを楽しめるのかは雨量しだい
降水量1mmの雨とは、簡単に言えば1時間に1mmの水が地面にたまる量を指します。
これは気象庁が一定時間内に観測された降水を基に定義しているもので、通常は1時間を単位としています。
しかし、天気予報で雨マークが出ていても「降水量0mm」となる場合があります。
これは、降水量が0.1mmから0.9mmの間、すなわち1mm未満であることを意味しています。
同様に、予報に「降水量1mm」と表示されている場合でも、実際には1mmから1.9mmの雨が降る可能性があるため、この点に注意が必要です。
降水量1mmでのゴルフと服装選び
降水量が1mmと予報された日に、ゴルフをする際の服装選びについてのヒントは、雨の量に応じた対策がポイントです。
0.5mm未満ならば、わずかに濡れる程度なので、傘を使わなくても済むでしょう。
降水量が1mmに達すると、傘を使用するかどうか悩むほどになりますが、3mm以上になると傘がないと濡れてしまう水量になります。
5mmの降水量があれば、傘を差していても足元は濡れてしまう可能性が高くなります。
プレー中にはレインウェアが役立ちますが、その厚みが動きを妨げることがないか事前に確認することが重要です。
また、暑い時期や梅雨の時には、レインウェアを着用することで蒸れるため、通気性が良く薄手のものを選ぶことが望ましいです。
寒い時期には、汗による体の冷えを防ぐために、速乾性のあるインナーを着用すると良いでしょう。
女性は、ワンピース型のゴルフウェアの上にレインウェアを着るか、パンツスタイルを選ぶと便利です。
雨が降っているときは、通常よりもスイングに制約が出ることがあります。
濡れたフェアウェイではボールの転がりが悪くなり、飛距離が短くなるため、いつもより多めにスコアが出る可能性を考慮する必要があります。
特にバンカーショットは、雨で固まった砂が影響を与え、一発で脱出するのが難しくなることもあるので注意が必要です。
降水量1mmのゴルフの必需品チェックリスト
予想される降水量１mmの雨にも対応するためのゴルフの準備リストは以下の通りです。
- 予備の衣服
- ビニール袋
- ポケットカイロ
- タオル
- 撥水効果のあるスプレー
- 密封性の高いポーチやバッグ
ゴルフのプレイ前日には、撥水スプレーを使って、靴や帽子、そしてグローブやバッグの水をはじく力を高めておきましょう。
ただし、色落ちや変色の可能性があるため、目立たない部分で試してから全面に適用することが推奨されます。
撥水ポーチやバッグがあれば最適ですが、家庭にあるジップロックバッグで充分対応可能です。
これらは雨に濡れたアイテムを持ち帰る際に非常に役立ちます。
ラウンドの途中や終了時には、特に下着や靴下を含む予備の衣服が必要です。
泥はねを防ぐためには、レインレッグカバーのようなアクセサリーも有効で、特に女性の場合はレインウェアと合わせて使用すると便利です。
ゴルフのプレイ中はハンドタオルとフェイスタオルを数枚ずつ持参し、グリップやボールを拭くためのタオルは、ハーフで2枚、ラウンドを通して5枚くらいあればいいでしょう。
降水量1mmでもゴルフが中止、キャンセルになる判断基準
0.5mm未満の降水なら、ゴルフは比較的問題なく楽しめるとの意見が多いです。
しかし、降水量が1mmに達すると、傘なしではプレイが厳しくなり、レインウェアの出番となります。
2mmを超えると、傘だけでは雨を凌ぐのが困難になり、5mmを超える降水では、プレイを中止するかどうか検討するタイミングとなるでしょう。
ゴルフは雨天でもプレイされることが多く、特定の降水量で自動的にキャンセルされる基準は一般的に設けられていません。
各ゴルフ場には独自のキャンセルポリシーがありますが、日本ゴルフ協会（JGA）には降水量に基づく中止ルールは存在しないのが現状です。
もしゴルフ場がクローズをしていない限り、予約のキャンセルはキャンセル料の対象となることが多く、1mm程度の降水であれば、ゴルフ場が閉鎖されるケースは少ないです。
ただし、台風の接近などで暴風雨が予想される場合は、多くのゴルフ場がキャンセル料を免除してくれることが一般的です。
キャンセル料の相場は、天候に関わらず、一般的には一人頭1,500円から3,000円程度ですが、平日か休日かによっても料金が異なる場合があります。
事前のキャンセルについては、ほとんどのゴルフ場で料金は不要です。
一部のゴルフ場では、キャンセル料を取らずに、別の日にラウンドを振り替える選択肢を提供しています。
降水量による雨の表現は、天気予報で以下のように分類されています。
- やや強い雨：10mm以上20mm未満
- 強い雨：20mm以上30mm未満
- 激しい雨：30mm以上50mm未満
- 非常に激しい雨：50mm以上80mm未満
- 猛烈な雨：80mm以上
まとめ
降水量とは、特定の面積に降り注ぐ雨の量を意味します。
たとえば、降水量が1mmの場合、これは1平方メートルの地面に1リットルの水が降ったということを指します。
地面に1ミリメートルの水が均一に広がった状態に相当します。
降水量1mmという数値は、見た目には微々たるものかもしれませんが、意外と快適なゴルフプレイを妨げるほどの量です。
大雨警報は通常、1時間に50mmの雨が降るときに出されるため、1ｍｍの雨も積もりに積もれば大雨に匹敵します。
雨量が少ない場合でも、その地域の地形や排水設備の能力に応じて、水害が発生する可能性があります。
特に都市部では、少量の降水でも排水能力を超え、浸水を引き起こすことがあります。
したがって、ゴルフプレイ時には、降水量が小さくとも適切な備えが重要となります。
