晴れた朝に干した洗濯物が、予期せぬ雨によって濡れてしまうことがありますね。
突然の雨で濡れた洗濯物に、皆さんはどのように対応していますか?
濡れた洗濯物をそのまま乾燥させるか、もう一度洗うべきか、迷うこともあるでしょう。
このような状況での洗濯物の適切な対処法について、いくつかのポイントをご紹介します。
雨に濡れた洗濯物、みんなはどうしてる?
突然のゲリラ豪雨などにより、外に干していた洗濯物が濡れてしまうことがありますね。
皆さんは、このような場合どのように対処していますか?
人によって対応は異なるかもしれません。
中には洗い直すという人もいれば、そのまま乾かすという人もいるでしょう。
ある調査では、次のような結果が出ています。
- 完全に濡れたら再洗濯する 33%
- 雨に濡れたら必ず再洗濯する 32%
- 少し湿ったら再洗濯する 22%
- 洗い直さずにそのまま乾かす 13%
では、これらの中で最適な答えは何でしょうか?
雨に濡れた洗濯物は再洗濯が鉄則!
急な雨で洗濯物が濡れてしまった場合、そのまま乾かすことは避けましょう。
実は、雨に濡れた洗濯物をそのまま干して乾かすのは適切ではありません。
雨に濡れた洗濯物をそのまま干さない理由
では、なぜ雨に濡れた洗濯物をそのまま干してはいけないのでしょうか?
その理由を詳しく見ていきましょう。
雨水には不純物が含まれる
雨水には空気中のチリやホコリなどの不純物が含まれています。
つまり、雨で洗濯物が濡れると、これらの不純物が洗濯物に付着することになります。
湿った状態での臭いの発生
外やベランダで部分的に乾いていた洗濯物が雨に濡れると、再び湿った状態に戻ります。
このように湿った状態が続くと、洗濯物に雑菌が繁殖しやすくなり、生乾き特有の嫌な臭いが発生する原因となります。
特にタオルなどは臭いが強くなることがありますので、雨に濡れたら再洗濯することをおすすめします。
雨で濡れた洗濯物の対応法
突然の雨で洗濯物が濡れてしまった際の対処法について説明しましょう。
再洗濯する
洗濯物を再び洗濯機で洗う場合、すすぎを1回に限定しても効果的です。
これにより、時間の節約にもなります。
適切な洗剤の選択が重要で、すすぎ1回用の洗剤や抗菌洗剤が推奨されます。
これらは生乾き臭の原因となる雑菌の増殖を防ぐ効果があります。
抗菌洗剤の使用に加え、酸素系漂白剤を併用することも効果的です。
部屋干しを効率的に行う
再洗濯した洗濯物は、部屋干しで早く乾かしましょう。
洗濯物間に十分なスペースを確保し、空気の流れを良くすることがポイントです。
また、部屋の湿度を抑えることも重要です。
エアコンのドライ機能や除湿器の使用で、洗濯物の乾燥速度を高めることができます。
洗い直しの時間がない場合の乾燥対策
再洗濯に時間を割けない場合もあるでしょう。
忙しい時は、濡れた洗濯物をできるだけ迅速に乾燥させることが大切です。
湿った状態が長引くと、洗濯物の雑菌が増え、不快な臭いが発生する可能性があります。
そのため、速やかに乾燥させることが重要です。
部屋の湿度をエアコンや除湿器でコントロールし、扇風機を使用して洗濯物に風を当てることで乾燥を加速させましょう。
覚えておきたいのは、「湿度を下げること」と「風を当てること」です。
雨に濡れた洗濯物を避けるための屋根付き場所も注意が必要
雨の日には、屋根付きのベランダや軒先でも洗濯物の干し方には注意が必要です。
屋根があれば直接の雨は避けられますが、外の湿度は非常に高くなりがちです。
室内と比較しても、外の方が湿度が高くなることが多いので、乾燥には不向きです。
雨や湿度が高い日には、室内干しが適切です。
室内干しの際は「湿度」と「風」を意識しましょう。
湿度を下げて風の通り道を確保することで、洗濯物はより早く乾きます。
除湿器や扇風機、換気扇などを効果的に活用し、乾燥しやすい環境を作ることが重要です。
まとめ
雨で洗濯物が濡れてしまった場合は、基本的には再洗濯が推奨されます。
再洗濯する際は、すすぎ1回コースを選び、それに適した洗剤を使用すると良いでしょう。
もし再洗濯する時間がない場合は、洗濯物をなるべく早く乾燥させることを心がけます。
湿った状態が長く続くと雑菌の繁殖が進むため、注意が必要です。