20世紀を彩った偉大な芸術家の一人であり、その名を知らぬ者は少ない画家がいます。その名はピカソ。
ピカソの作品は世界中で知られており、芸術に詳しくない人でも、ピカソの名前を耳にしたことがあるでしょう。
ところで、このピカソの本名が驚くほど長いという事実をご存知ですか?
この記事では、そんなピカソの本名について、なぜ長いのか、どのように覚えることができるのかを詳しく説明していきます。
ピカソの本名を知っていれば、会話のネタや雑学として話せるでしょう。
興味がある方はぜひ読んでみてください。
ピカソの本名は?
【#今日は何の日】
— TRANSIT (@transitmag) October 25, 2022
今日は20世紀の芸術の巨匠、パブロ・ピカソの誕生日!バルセロナにあるピカソ美術館では、彼の幼少期から晩年までの貴重なコレクションを一度に楽しめます。#TRANSIT #トランジット #雑誌 #今日の世界 #モダンアート #キュビスム #スペイン pic.twitter.com/FTw48HpvvI
突然ですが、ピカソの本名をカタカナで表記すると、以下のようになります。
「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピーン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ」
この名前は、サイトによって若干の違いがありますが、それは主に翻訳の差異によるものです。
日本で一般的な苗字と名前の構成とは異なり、この名前の長さは非常に驚きですね。
カタカナでの文字数に換算すると、なんと約94文字にもなるのです。
ピカソの本名、スペイン語での表記は?
興味深いことに、ピカソの本名はスペイン語で次のように記されます。
「Pablo, Diego, José, Francisco de Paula, Juan Nepomuceno, María de los Remedios, Crispin, Crispiano de la Santísima Trinidad, Ruiz y Picasso」
英語表記としてよく見かけますが、実際にはスペイン語の表記になります。
カタカナよりは少し短いですが、それでも非常に長いですね。
ピカソの本名は日常的にはほとんど使用されません。
一般的には「パブロ・ルイス・ピカソ」や「パブロ・ピカソ」のような略称で呼ばれることが多いです。
ピカソの本名はなぜ長い?
では、ピカソの本名はなぜ、これほどにも長いのでしょうか?
理由はいくつかありますが、彼がスペイン出身であることが一因です。
スペインでは、子供には父母の両方の姓が与えられます。
たとえば、父が「鈴木」、母が「田中」で、子供が「太郎」なら、「太郎・鈴木・田中」となります。
さらに、キリスト教の洗礼名や、家族や聖人の名前も加えられることがあります。
ピカソはスペイン人でキリスト教徒であるため、名前が長くなったのです。
ピカソの本名の意味と由来は?
ピカソの本名の意味と由来を探ってみましょう。
前述の通り、ピカソの本名は非常に長いですが、「パブロ」という名前が日本人の名前にあたります。
残りの部分には、両親の苗字やキリスト教の洗礼名などが含まれているとされる説が主流です。
スペインには、神の加護を願って洗礼名を名前に加える習慣があります。
ピカソの本名はその典型的な例と言えるでしょう。
さらに、ピカソの本名に関する興味深い誤解があります。
日本語に翻訳すると「ツルハシ便利」となる部分があるというデマが、インターネット上で広まっています。
これは完全な誤りで、スペイン語で「ツルハシ=piqueta(ピケタ)」という単語が彼の名前「ピカソ」に似ていることから広まったと考えられています。
ピカソの本名の覚え方のコツ
「ピカソの本名を覚えたい」と思う方へ、ここではピカソの本名を覚える方法をご紹介します。
ピカソの本名は「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピーン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ」ですが、これを一度に覚えるのは大変です。
そこで、この名前を以下のようにいくつかのセクションに分けてみましょう。
- パブロ・ディエゴ・ホセ
- フランシスコ・デ・パウラ
- ホアン・ネポムセーノ
- マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピーン・クリスピアーノ
- デ・ラ・サンティシマ・トリニダード
- ルイス・イ・ピカソ
こうすることで、各セクションが短くなり、覚えやすくなります。
例えば、「パブロ・ディエゴ・ホセ」を覚える際には、最後の「ホセ」を「干せ」という意味に置き換えて覚えるなど、覚えやすい言葉に置き換えていくことがコツです。
このようにして、全セクションを順番に覚え、最終的には本名全体をつなげることができます。
YouTubeには、ピカソの本名を読み上げている動画もあるので、発音が気になる方は参考にしてみてください。
YouTubeから学ぶ「ピカソの本名の発音」
余談ですが、ピカソ自身、自分の本名を全部覚えていたわけではなかったようです。
これほど長い名前だと、日常生活では使いにくいことが想像できます。
ピカソも主に略称を使用していたと言われています。
まとめ
ピカソのことは知っていても、ピカソの本名を言える人は少ないです。
覚えるのは大変ですが、ピカソの本名を知っていると自慢話のネタになるでしょう。
また、その由来を説明できれば、より知的な印象を与えることができます。
ぜひこの挑戦を試してみてください。