ETCを用いた高速道路の利用が広がり、現在では利用率が90%に達しています。
レンタカーにもほとんどがETCが装備されており、支払いは主にクレジットカードを通じて行われます。
そのため、領収書を直接受け取ることは難しい場合がありますが、仕事での経費申請など領収書が必要な場合もあります。
では、ETCを使用した後の高速道路料金の領収書はどのようにして入手するのでしょうか?
以下の4つの方法で取得が可能です。
- ETC利用照会サービスの利用:ETCの利用履歴と料金を確認し、領収書を発行するサービスです。
- クレジットカード会社の利用明細:使用したクレジットカードの明細書を領収書として使用する方法です。
- 料金所での領収書発行:ETCレーンを通過する際に料金所で領収書を要求することも一つの方法です。
- パーキングエリアやサービスエリアでの領収書発行:これらのエリアで利用履歴に基づいて領収書を発行してもらうことができます。
これらのオプションから、最も便利または必要に応じて選択し、領収書を確実に入手しましょう。
Webで簡単にETC利用情報を確認
ETCオンライン利用照会サービス
ETCの利用が多い方には、オンラインで利用履歴を確認できるサービスが便利です。
このサービスを始めるには、まず必要な情報を用意して登録することからスタートします。
登録にはETCカード番号と車載器の管理番号が必要です。
車載器の管理番号は、車載器の取扱説明書や保証書、外箱、申込書、証明書、車載器自体に記載されている19桁の番号です。
また、自車の車両番号も登録する必要があります。
登録完了後、サービスは無料で利用でき、インターネットを通じて選択した利用履歴をPDFやCSV形式でダウンロードし、保存または印刷することができます。
複数の履歴を一括で確認し、印刷することも可能です。
これは、多くの領収書が必要な場合に特に便利です。
ただし、印刷にはプリンターが必要で、プリンターがなければコンビニで印刷することも考えられます。
また、履歴が表示されるまでに時間がかかることがありますので、急ぎで必要な場合は不便かもしれません。
クレジットカード明細での確認
ETC利用時の支払いをクレジットカードで行った場合、走行記録は通常クレジットカードの明細書に記載されます。
収受書として明細書を利用する際は、日付や走行区間などの詳細が含まれているかを確認することが大切です。
この方法は、新たな登録が不要で、手間をかけたくない方には特に便利ですが、ETCの利用履歴が反映されるまでに時間がかかることがあり、即時に領収書が必要な方には不向きかもしれません。
領収書の直接取得法
通常料金所での領収書入手
この方法は非常に直接的でシンプルです。
高速道路を利用する際にETC専用レーンを避け、通常の料金所を使用します。
料金所にてETCカードを提示し、領収書の発行を依頼します。
しかし、ETCを装備している車両で一般レーンを利用することは時間のロスと感じるかもしれません。
また、料金所が設置されていない高速道路ではこの方法は使用できません。
使用前には確認が必要ですが、たまに領収書が必要な時や空いている時間帯では便利です。
サービスエリアでの領収書印刷
高速道路のサービスエリアやパーキングエリアには、ETC利用履歴を印刷できる機械が設置されています。
この機械にETCカードを挿入し、必要な情報を選択するだけで領収書が印刷されます。
操作は簡単で、迅速に領収書を手に入れることができます。
これらの機械はサービスエリアのインフォメーションセンターで見つけることが多いですが、全ての場所に存在するわけではないため、事前に設置情報を確認することをお勧めします。
また、機械の運用時間には制限がある場合が多く、特に夜間や早朝には使用できないことがあります。
ETCの料金が確定してからでないと印刷できない点も注意が必要です。
まとめ
この記事でETC利用時の領収書入手方法を4つ紹介しました。
領収書が頻繁に必要な場合は、ETCのオンライン照会サービスの登録が便利です。
単発で必要な場合は、料金所で直接入手する方法が簡単です。
料金所が使用できない状況では、クレジットカードの明細を利用するのも一つの選択肢です。
また、余裕がある時には、サービスエリアでのプリンター使用が効果的です。
これらの方法を状況に応じて利用し、効率良く領収書を入手しましょう。