片栗粉が必要な時にない!ということは料理をする人なら誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。
片栗粉の代用品を考えてとろみをつけたいときにも何を使えば良いのか急には思いつきませんよね。
この記事では片栗粉の代用品でとろみをつけるには何が使えるのかをご紹介していきます。
料理をしていて片栗粉を切らしていたというときの参考にしてみてくださいね。
片栗粉の代用でとろみをつける前に知っておきたいこと
片栗粉の代用品を使ってとろみをつけたいときに、うまくとろみをつけるために知っておくと良いことがあります。
片栗粉とは何か、片栗粉の役割やとろみの特徴までここでは片栗粉で完成するとろみがどのようなものかを詳しくお話ししていきます。
代用品を使う時にも片栗粉がどんな性質か知っていて損はありません。
片栗粉とは何か?
片栗粉とはじゃがいものデンプンのことです。
スーパーやドラッグストアで比較的簡単に手に入ります。
値段も100円程度と安価です。
片栗粉は熱を入れたら、とろみが強くなり、温度が下がるととろみが緩くなります。
あたたかい食事にとろみをつけたり、あんかけなどに使用されています。
片栗粉の役割ととろみの重要性
片栗粉の大きな役割は料理にとろみをつけることです。
水溶き片栗粉を料理に入れると簡単に料理の色を変えることなく透明なままとろみがつきます。
とろみをつけることでスープやだしが料理とよく絡み、美味しく食べることができます。
また冷めにくく、時間が経っても食材が水分を吸収してしまうことがありません。
片栗粉を使ったとろみの特徴
片栗粉を水で溶いた水溶き片栗粉は料理に混ぜるだけで簡単にとろみをつけることができます。
特徴は料理の色を変えることなく、綺麗な透明のとろみがつくことです。
また片栗粉は熱を入れた状態で強くとろみをつけることができます。
逆に冷めると少しとろみが緩くなる特徴を持っています。
あたたかい料理と片栗粉は相性が良いですね。
とろみを出す料理の例
麻婆豆腐
麻婆豆腐は豆腐とあんかけが絡まることで美味しくなる料理です。
とろみをつけることが必須の料理ですね
あんかけチャーハン
あんかけにとろみをつけることでチャーハンがベシャベシャにならずにとろみごとスープ感覚で食べることができます。
揚げだし豆腐
揚げだし豆腐はだしにとろみをつけることで、豆腐の水分と混ざり合わずに美味しくいただけます。
片栗粉を衣にも使用しているため、とろみつけも含め片栗粉が重要な料理です。
片栗粉のとろみをまずは解説
片栗粉のとろみは透明でとろとろなとろみが特徴です。
加熱することにより、ほんの数秒で強いとろみがつきます。
片栗粉の量と熱によってはお餅のようなとろみになってしまうので注意が必要です。
それを除けば手軽にとろみつけができて、料理の幅も広がるので利用しやすい食品です。
小麦粉の特性と使用方法
小麦粉でとろみをつけることも可能です。実際にシチューなどは小麦粉によるとろみづけがされています。
とろみをつけるにはなじませる
片栗粉のように料理にかけたり、水溶き片栗粉にしてとろみをつけるというよりは、小麦粉は粉の状態で料理になじませる必要があります。
ダマになりやすい
小麦粉はダマになりやすいので水分にまとまった量を入れてしまうとダマができてしまいます。ふるいにかけるひと手間が必要ですね。
白っぽい色がつく
小麦粉は白い色をしているので、食品や料理に混ぜるとやや白色になることがあります。
料理における小麦粉の効果
より濃厚な仕上がりになる
小麦粉を使うことでもったりした濃厚な仕上がりにすることができます。
シチューやカレーなどミルキーな仕上がりにしたいときには小麦粉は最適な食材です。
食材のコーティングも兼ねたとろみをつけることができる
小麦粉を料理に使うことで食材にコーティングをしながらとろみをつけることも可能です。
コーティングされた野菜などは旨味を閉じ込めてしっかりした味がつきます、煮込み料理によく使われています。
とろみが固くなっても加熱をすれば美味しく食べることができる
小麦粉のとろみは食材自体に絡み炒めながら馴染ませていくので料理全体にとろみがつきます。
冷めると少し固くなるのが難点ですが、火を通すとまた元通りになります。
片栗粉の代用でとろみがつく具体的な代用品
では実際に片栗粉の代用品として、とろみをつけることができる食品にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは片栗粉の代わりに使うと料理にとろみをつけられる食品をいくつか紹介します。
とろみのつき方にはそれぞれの食品で特徴がありますので、あわせて紹介していきます。
代用品選びのポイント
味が変わり過ぎない食品を選ぶ
片栗粉の代わりに使用する食品として味が変わり過ぎないという点は大切なポイントです。
せっかく作った料理の味が片栗粉の代わりに使用した食品のせいで変な味になってしまったら台無しです。
温度変化に対応できる食品を選ぶ
片栗粉の代わりに使用するとろみつけの食品はあたたかい料理に使いたい場合が多いですが、冷めても美味しい状態で料理を保ったり、熱々で食べたい場合色々あると思います。
代用品として、温度変化の影響を受けすぎないものを選ぶことも上手に片栗粉の代用をするポイントです。
代用品ごとのとろみの違い
小麦粉
小麦粉でとろみつけをしたい場合には、食材や料理にふるいをかけながら、まぶしてとろみつけをおこないます。
水で溶いたり、料理にかけても片栗粉とは違い上手にとろみはつきません。
とろみにやや白っぽい色がつくことがあります。
米粉
米粉は小麦粉と似ていますが、小麦粉よりダマになりにくいため、必ずふるいにかけて使う必要はありません。
米粉の中にはキメが細かいものもありますので食材にまぶして使用することが可能です。
コンスターチ
コーンスターチはとうもろこしのデンプンです。
片栗粉はじゃがいものデンプンなのでとろみつけにも使用することができます。
使用方法は片栗粉と同じですが、コーンスターチは冷めてもとろみがなくなりません。
葛粉
葛粉は主に和菓子にしようされる食品です。
葛の含まれる量で値段が変わりますが、基本的には高価な食品になります。
葛粉を片栗粉の代用にするときにはもっちりした透明なとろみが特徴です。
【関連記事】片栗粉の代用でとろみづけに小麦粉を使うコツやメリット、注意点も
その他の片栗粉の代用品
小麦粉以外の片栗粉の代用品には、他にどのようなものがあるでしょうか。
もし自宅に小麦粉がなくても、小麦粉以外でもとろみをつけれることがわかれば、他のものを代用できる可能性もあります。
ここでは小麦粉以外の代用品を紹介していきます。
葛粉、タピオカ粉などの利用法
葛粉の利用法
葛粉は、和菓子などに使われる、とろみをつけるための粉です。
スーパーなどにも売ってはいますが、値段が高く、自宅に置いている人の方が少ないのではないでしょうか。
葛粉でとろみをつけるには、水に溶かして加熱をしながら焦がさないように、かき混ぜ続ける必要があります。
片栗粉ほど簡単にとろみはつかないので、利用する時はそのことを知っておくと便利です。
タピオカ粉の利用法
タピオカ粉は片栗粉とは違い、ダマになりやすい面があります。
しかし、タピオカ粉も片栗粉のように、自宅に置いてないことの方が多く、わざわざ買いに行かなければいけない食品だと考えています。
利用方法は、片栗粉同様に、水に溶かすと片栗粉よりももっちりした、とろみをつけることができます。
コーンスターチでとろみを出すコツ
温度に注意する
コーンスターチでとろみをきれいに作りたい時には、高い温度で加熱をするといいでしょう。
コーンスターチにとろみがつきだす温度は、片栗粉よりも少し高い70度くらいです。
冷えてもとろみは強いままですが、とろみをつける時には高い温度に保ちましょう。
コーンスターチと水は同量ずつ
コーンスターチでとろみをつけたい時には、水とコーンスターチの量は同量ずつでつけると、うまくとろみがつきます。
片栗粉の場合はあまり意識せずに、目分量でやることが多いですが、コーンスターチを使う時には、水と同じ量のコーンスターチを用意して、とろみを作ってください。
Q&Aコーナー
ここでは片栗粉の代用品で、とろみをつける際のよくある質問とその回答を紹介していきます。
片栗粉の代わりに使う食品についての質問から、使い方などをしっかりと学んでいきましょう。
よくある質問とその回答
Q:小麦粉に水を入れたらダメですか?
A:小麦粉に水を入れたら、生地ができます。こね続けたらグルテンが発生し固くなります。
【関連記事】片栗粉の代用でとろみづけに小麦粉を使うコツやメリット、注意点も
Q:コーンスターチのとろみの付け方
A:コーンスターチは片栗粉と一緒で水に溶かして、とろみを付けることができますが、高温でないと上手くとろみがつきません。
Q:米粉でとろみはつくの?
A:米粉でもとろみはつきますが、片栗粉でつくとろみよりも緩いとろみがつきます。
とろみに関するトラブルシューティング
家に片栗粉も小麦粉も無い時にはどうしたらよいか。
家に片栗粉も小麦粉もないときには米粉や葛粉、コーンスターチなどが使えます。
小麦粉がダマになる
小麦粉はダマになりやすいので、食材にまんべんなく、まぶし炒めながら水分を出していきます。
ふるいにかけるのも、良いでしょう。
【関連記事】片栗粉の代用でとろみづけに小麦粉を使うコツやメリット、注意点も
まとめ
この記事では片栗粉の代わりに使える代用品をいくつか紹介していきました。
片栗粉以外には、小麦粉や米粉、コーンスターチなど、手に入るものから少し金額の高いものなど色々なものでとろみをつけることができます。
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片栗粉がない場合に、とろみをつけたい場合には、やはり簡単に手に入る、もしくはすでに自宅にありそうな小麦粉でとろみをつけることがおすすめです。
小麦粉でとろみをつける際には、少しコツがいりますが、繰り返し練習することで、片栗粉の代用品として、普段から使うことができ、料理の幅も広がるのではないでしょうか。