小銭両替の裏ワザ！小銭を紙幣に換える場所や両替方法の総まとめ

小銭を紙幣に変えることができる主な場所は、一般的に銀行が挙げられます。

さらに、セルフサービスレジを使用する場合もありますが、こちらにはいくつか留意すべき点が存在します。

基本的に、小銭を紙幣に変えることは、通常の両替の逆プロセスを指します。

通常の両替が千円紙幣を100円硬貨10枚にする作業である場合、この逆の作業は100円硬貨10枚を千円紙幣に戻すことを意味します。

キャッシュレスの普及により、現金を使う機会が減り、自宅に小銭が溜まりがちではありませんか？

本記事では、小銭を紙幣に変えることができる場所や、あたかも秘訣のような方法、さらには銀行でこの作業を行う際の手数料について、詳細に解説します。

どこで紙幣への両替が可能？コンビニエンスストアは対応してる？

紙幣に両替できる一般的な場所といえば、やはり銀行が挙げられます。

金融取引といえば銀行へ向かうのが一般的で安心ですね。

だけど、銀行は平日の午後3時までという短い窓口時間や、取引に伴う手数料が心配事となり、すぐには訪れにくいものです。

手軽に、そして24時間利用可能なコンビニエンスストアで紙幣に両替できたらどんなに便利でしょう。

しかし、実際にはコンビニエンスストアのレジでそのようなサービスを受けることはできません。

基本的に、コンビニエンスストアのレジでは硬貨や紙幣の交換サービス自体を提供していないのです。

コンビニエンスストアのレジで紙幣や硬貨の交換が行えない理由は、主に以下の三点に大別されます：

• 犯罪行為のリスク（窃盗や偽札使用など）を防ぐため
• 釣銭不足の防止
• 他の購入客の支払い手続きへの影響

これらの理由から、コンビニエンスストアのレジでは紙幣や硬貨の直接交換は行われていません。

コンビニエンスストア内のATMでの紙幣両替も同様に不可能です。

これは、多くのATMに硬貨投入口が設けられていないためです。

ただし、セルフレジを備えたコンビニエンスストアでは、この限りではない場合があります。

セルフレジを利用した紙幣両替の可能性については、後ほど詳細をお話しします。

セルフレジでの硬貨から紙幣への両替は可能？

セルフレジ端末を使っての硬貨から紙幣への両替は実現可能です。

スーパーマーケットやドラッグストア、コンビニエンスストアなど、さまざまな店舗でセルフレジ端末の利用が増えています。

この端末での両替方法は、購入する商品の金額を超える硬貨を入れ、釣り銭をまとまった紙幣や大きな額面の硬貨で受け取るというものです。

この方法の利点は、セルフレジ端末を設置している店舗が多く、営業時間が長く、追加の手数料が発生しない点です。

しかし、大量の硬貨をセルフレジ端末に投入することが、店側にとって問題となっていることがあります。

セルフレジ端末に大量の硬貨を投入する際の問題点は以下の通りです：

• 大量の硬貨投入は端末のエラーや故障の原因になりうる
• 大量の硬貨の処理に時間がかかり、他の顧客の迷惑になる

このような問題から、大量の硬貨投入は避けるべきです。

なお、法律により、硬貨の支払いは１種類につき最大20枚までと定められており、これを超える場合は店舗側が受け取りを拒否する権利があります。

また、セルフレジ端末は、従業員が操作するレジの混雑緩和を目的として設置されているため、多くの顧客が端末を利用している場合には、硬貨から紙幣への両替は控えた方が良いでしょう。

自動販売機で硬貨を紙幣に変えられる？

硬貨を紙幣に交換できる自動販売機は、現代ではほとんど見かけません。

以前は、特定の自動販売機に硬貨を入れて、実際には商品を購入せずに返金レバーを操作することで、大きな額面の硬貨や紙幣形式でお釣りを受け取ることが可能でした。

このため、古いモデルの自動販売機を見つけた場合、硬貨を紙幣に変更することができる可能性がありますが、現在の多くの自動販売機では、そのような逆両替機能は廃止されています。

この変更は、偽造硬貨の使用を避けるという防犯上の目的があります。

その結果、現代の自動販売機では、商品を購入せずに返金レバーを使用しても、投入した通りの金額が返却されるように設計されています。

防犯対策として偽造硬貨の使用を防ぐ目的で逆両替機能が排除された例は他にもあります。

たとえば、パチンコ店やアーケードゲームセンターの両替機がそれに該当します。

過去には利用可能だった場所もありますが、現在ではほとんどの場合、逆両替は行えなくなっています。

自動販売機を使用することの便利さは魅力的ですが、大量の硬貨を一度に投入する行為は疑わしいと見なされがちであり、偽造防止が目的であれば、その制限はやむを得ない措置と言えるでしょう。

硬貨から紙幣への両替の裏ワザってある？

紙幣に両替する際に役立つテクニックとして、「交通系ICカードへの入金活用法」と「セルフサービス式ガソリンスタンドでの支払い活用法」の2つを紹介します。

交通系ICカードへの入金活用法

たとえば、1020円分の硬貨を交通系ICカードのチャージ機に投入します。

次に、20円のみをICカードにチャージ。

残りの1000円が紙幣として返ってくるこの方法で、硬貨から紙幣への両替が可能です。

この方法は、日常的に電車やバスでICカードを利用している人にとっては、特に便利な両替法です。

しかし、大量の硬貨の使用は時間がかかり、他の利用者に迷惑をかける可能性があるため、注意が必要です。

また、機械の故障の原因となることもあり得ます。

セルフサービス式ガソリンスタンドでの支払い活用法

例えば、1500円分の硬貨をセルフサービス式ガソリンスタンドの支払い機に入れます。

500円分だけ給油し、残りの1000円を紙幣として受け取るこの方法も、紙幣への両替に利用できます。

ただし、給油をせずに硬貨だけを両替しようとする行為は、迷惑行為にあたり、場合によっては法律違反となる可能性があるため、注意が必要です。

少量でも給油を行う必要があるため、実際にガソリンが必要な時にお勧めの方法です。

同様に、セルフレジ時と同じく、大量の硬貨を一度に使用することは他の利用者への配慮と機械の保全の観点からも避けるべきです。

銀行での硬貨から紙幣への両替時の手数料はどのくらい？

銀行で硬貨を紙幣に両替する際には、「直接窓口で依頼する方法」と「まず口座に硬貨を入金してから、その金額を引き出す方法」の2通りがあります。

どちらの方法を選択しても、硬貨の枚数が一定数を超えると手数料がかかる場合があります。

特に硬貨の枚数が多くなるほど、手数料も高くなる傾向にあります。

ただし、口座に硬貨を入金して後にATMから引き出す「口座を通じた両替方法」を選べば、多くの銀行で手数料が免除されることが多いです。

この方法は手数料を節約できるため、推奨されます。

各銀行で手数料の設定が異なるため、銀行を訪れる前には事前に手数料情報を確認しておくと良いでしょう。

このセクションでは、主要なメガバンク3社とゆうちょ銀行の手数料について紹介しています。

三井住友銀行の両替手数料の詳細

窓口での両替手数料

硬貨枚数の区分	口座所持者の手数料	非口座所持者の手数料
1～10枚	220円	330円
11～500枚	770円	770円
501～1000枚	1540円	1540円
1001枚以上	500枚ごとに770円加算	500枚ごとに770円加算

※硬貨の両替時、両替前後のいずれか枚数が多い方を基準にします。

窓口及びATMにて硬貨を入金する際の手数料

硬貨枚数	窓口での手数料	ATMでの手数料
300枚以下	無料	無料
301～500枚	550円	無料
501～1000枚	1100円	無料
1001枚以上	500枚ごとに550円加算	無料

三井住友銀行では、硬貨の枚数に応じて窓口及びATMでの入金時の手数料が異なります。

特にATMを利用した場合、多くの枚数でも無料での入金が可能です。

三菱UFJ銀行の両替手数料の詳細

窓口での両替手数料

取り扱い枚数	口座所持者	非口座所持者
1～10枚	無料	550円
11～500枚	550円	550円
501枚以上	500枚ごとに550円	500枚ごとに550円

※両替前と両替後の枚数の多い方を基準にします。

硬貨入金時の手数料

硬貨枚数	窓口手数料	ATM手数料
100枚以下	無料	無料
101～500枚	550円	無料
501～1000枚	1100円	無料
1001枚以上	1650円＋500枚ごとに550円	無料

みずほ銀行の両替手数料の詳細

窓口での両替手数料

取り扱い枚数	口座所持者	非口座所持者
1～10枚	無料	550円
11～500枚	550円	550円
501枚以上	1320円＋500枚ごとに660円	1320円＋500枚ごとに660円

※両替前と両替後の枚数の多い方を基準にします。

硬貨入金時の手数料

硬貨枚数	窓口手数料	ATM手数料
100枚以下	無料	無料
101～500枚	550円	無料
501～1000枚	1320円	無料
1001枚以上	1980円＋500枚ごとに660円	無料

ゆうちょ銀行の両替手数料の詳細

窓口での手数料

硬貨枚数	手数料
1～51枚	無料
52～100枚	550円
101～500枚	825円
501～1000枚	1100円＋500枚ごとに550円

ATMでの手数料

硬貨枚数	手数料
1～25枚	110円
26～50枚	220円
51～100枚	330円

ATMを利用した際、一度に入金できる硬貨は100枚までとされています。

硬貨の処理は紙幣と比べてより高いコストを要します。

このため、多くの硬貨を扱う際には手数料がかかるのです。

硬貨を数えるための特別な機械を使用することになりますが、時には年代物の硬貨や外国の硬貨が混ざることがあり、これが機械の故障を引き起こす可能性があります。

こうした機械のメンテナンス費用や、硬貨の重さによる輸送・保管費用も、年間を通じて見ると非常に大きな金額になります。

これらの理由から、硬貨を紙幣に変える際には手数料が必要となるわけです。