日々の生活の中で、私たちは様々なものの正確な数え方について気になることがあります。
特に、日常的に楽しむ麺料理として人気の「ざるそばと素麺」。
これらの正しい数え方は、一見して明確に理解されているように見えますが、実はあまり知られていないのではないでしょうか。
今回は、これらの麺料理に焦点を当て、「ざるそばの数え方や単位は?他の麺類の数え方の単位は?」について詳しくご紹介します。
ざるそば、もりそばの適切な数え単位は?「斤」は古い?
蕎麦、特に乾燥蕎麦の計量についても考察を深めていきましょう。
乾燥状態の蕎麦は、素麺と同じように数える方法が推奨されますが、レストラン等で提供される「ざるそば」や「もりそば」の計量法は異なる点があります。
具体的に、ざるそばやもりそばを数える際には「枚」や「人前」といった単位が用いられます。
稀に、和食料理全般に適用される「丁」で数える場合もあります。
- 「枚」は、平面的で薄い物体を指すのに適した単位で、ざるそばやもりそばの提供形態がこれに該当するため採用されます。
- 「人前」は、料理が一人分の量を示す際に使用され、食事の分量を表します。
- 「丁」は、特定の料理や食品に対して使用される和食での一般的な単位です。
お椀に入れたざるそばには「杯」を使うことができますが、ばらばらの状態であれば「本」として数えるのが一般的です。
かつては「斤」を使って蕎麦を数えることもありましたが、現代ではこの用語は一般的でなくなってきており、理解されにくいため避けた方が良いでしょう。
素麺の正確な数え方。単位は把、束、それとも他の?【麺の世界】
今回は、麺類の中でも特に親しまれている素麺の数え方に焦点を当て、その正確な単位について掘り下げていきます。
素麺の数え方には、その形態や状態に応じて複数の単位が存在します。
- 結ばれた形の素麺は「把(わ)」または「束(たば)」と数えられます。
- 散らばっている素麺は「本」として数えられることが多いです。
つまり、「束」や「把」といった単位は、素麺が束ねられている状態を指すために用います。
また、細長い形状のため、散らばった状態では一般的に「本」を用いて数えるのが適切です。
これは、細長い物体の数え方として一般的なルールに沿ったものです。
袋や箱に入った素麺の数え方
素麺を市販で購入する際、多くは袋や箱に入っています。
このような状態の素麺の数え方についても触れておきましょう。
- 袋に入った素麺は「1袋、2袋」と数えます。
- 箱に入っている場合は「1箱、2箱」となります。
これは素麺に限らず、様々な商品に共通する数え方です。
日常生活での購入や整理において、これらの基本的な数え方を覚えておくと便利です。
かけそばの計量単位は?蕎麦料理の数え方
この部分では、蕎麦のバリエーションの一つであるかけそばの数え方に注目します。
かけそば、つまり丼に入ったそばとつゆの組み合わせには、「杯」や「人前」が数え単位として主に用いられます。
稀に「丁」と表現されることもあります。
- 「杯」は、液体を含む容器に入った食品や飲料を数える際に使われる単位です。この場合、かけそばが丼に入っている状態を指します。
- 「人前」は、食事が提供される際に一人分の量を示すために使用されます。
留意点として、ざるそばのように「枚」で数えることはありません。
この違いは、かけそばとざるそばの提供形態の違いから来ています。
蕎麦は調理前の生麺と乾麺でも違う
蕎麦を調理する前におけるその数え方は、生麺であるか乾麺であるかにより異なります。
◆生麺の場合
- 一玉
- 一袋
- 一本
- 一食分
◆乾麺の場合
- 一把
- 一束
- 一袋
- 一本
- 一箱
蕎麦を作る過程で「一舟」と数えることもあるようです。
うどんも調理前の生麺と乾麺で違う
次に、うどんを数える方法も、その状態に応じて変わります。
- 一杯
- 一丁
- 一玉
- 一枚
- 一人前
- 一膳
- 一啜り
生麺の場合は、
- 一玉
- 一袋
- 一本
乾麺の場合は、
- 一把
- 一束
- 一袋
- 一本
と数えることができます。
まとめ:ざるそばなど麺類の数え方と単位について
この記事では、特に、ざるそばを始めとする麺料理に焦点を当てました。
ざるそばを始めとする麺類を数える際には、それぞれの種類に応じた単位があり、これらを正しく理解し区別することが重要です。
また、麺の状態が乾燥しているか、生なのかによって数え方に違いがあり、食べる際の状態によっても様々な数え方があります。
冷たいかけそばや温かいかけそばを数える際に迷ったら、「一人前」という単位を覚えておくと便利です。